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2017年10月10日火曜日

メモ: java 9とleiningenの関係 - 2017/10/10現在

leiningenと同じように-Xbootclasspath/aにclojure 1.8など(1.4以降)のjarを指定して、java 9からclojure.mainを呼んでも起動しない。

[#CLJ-2077] Clojure can't be loaded from the boot classpath under java 9 - Clojure JIRA
https://dev.clojure.org/jira/browse/CLJ-2077

# jarをダウンロード
$ wget 'https://search.maven.org/remotecontent?filepath=org/clojure/clojure/1.8.0/clojure-1.8.0.jar'
# clojure.mainを呼んでみる
$ java -client -Xbootclasspath/a:./clojure-1.8.0.jar \
 clojure.main -e "(println \"hello\")"
# java.sql.Timestampが見つからないと怒られる
Exception in thread "main" java.lang.ExceptionInInitializerError
 ...
Caused by: java.lang.ClassNotFoundException: java.sql.Timestamp
 ...

clojure 1.9 beta1 で対処することになったが、clojure 1.8 までは変更しないことに

# jarをダウンロード
$ wget 'https://search.maven.org/remotecontent?filepath=org/clojure/clojure/1.9.0-beta2/clojure-1.9.0-beta2.jar'
$ wget 'https://search.maven.org/remotecontent?filepath=org/clojure/spec.alpha/0.1.134/spec.alpha-0.1.134.jar'
# clojure.mainを呼んでみる
$ java -client -Xbootclasspath/a:./clojure-1.9.0-beta2.jar:./spec.alpha-0.1.134.jar \
 clojure.main -e "(print \"hello\")"

(clojure1.9からclojure.jarとspec.alpha.jarが必要)

その他の回避策

Java 9 incompatibility · Issue #2149 · technomancy/leiningen
https://github.com/technomancy/leiningen/issues/2149

leinのシェルスクリプトファイルから、BOOTCLASSPATH変数を設定する箇所をコメントアウト

そろそろ設定をスキップできるようになるかも
Release 2.8.0-RC1 · technomancy/leiningen
https://github.com/technomancy/leiningen/releases/tag/2.8.0-RC1
"Support skipping bootclasspath for Java 9 compatibility. (Phil Hagelberg)"

どうしてもbootcalasspath/aを指定したいなら、java 8までか、clojure 1.9 beta1以降 (現在 beta2)を使おう。

2013年7月7日日曜日

ClojureCLR-1.5.0 スナップショット

ClojureCLR 1.5.0のスナップショットをビルドしました。

ClojureCLRをビルドするのにパッケージを用意するのには、libフォルダにDLRを追加するのではなく、nuget経由でパッケージを使うようですが
現時点では、.net4.0(Release版)のみビルド出来ました。


skydriveにファイルを上げましたのでリンクを張っておきます。

更新:Microsoft.Dynamic.dll, Microsoft.Scripting.dll, Microsoft.Scripting.Metadata.dllを追加しました。

2013年7月5日金曜日

Clojure 1.5.1 Java API



1.5.1は1.3.0から変わりが無いように見える。
1.6.0で変更があるようで、clojure-dev MLでは議論されており、
githubのmasterリポジトリで確認できる。

pidigits Clojure #x program | Computer Language Benchmarks Game


Computer Language Benchmarks GameにGMPライブラリを使ったClojure pididitsを投稿してみた。

shootoutの投稿に関しては1ファイルで完結するなど規約が(どこかに)ある。
clojureでJNIを使う場合は、ファイル分けして対応するか3rdパーティライブラリを使うのだが、その制限でJNIを使うのは結構めんどくさい。


そこで、JNIのclassファイルをASMに書き換えて、compile後も動くようにリフレクションで呼び出すようにして対処した。

ASMの部分はこちらを参考にやってみた。
https://gist.github.com/athos/1033052

http://asm.ow2.org/eclipse/

一番不安なところは、元にしたjava版では実行時にエラーが起きているところ。
提出先でうまく動けばいいのだけど・・・。
(ローカルでは動いている)

http://benchmarksgame.alioth.debian.org/u64/program.php?test=pidigits&lang=java&id=2
http://benchmarksgame.alioth.debian.org/u32/program.php?test=pidigits&lang=java&id=2

また、clojure.asmが将来Clojureの公開APIから消える可能性があり、その場合は動作しなくなる予定。

2011年12月9日金曜日

ClojureCLRを知ろう

この記事は、Clojure Advent Calendar 2011の記事(9日目)です。

ClojureCLRとはなにか?

ClojureCLRは、David Miller(@dmiller2718)さんがMicrosoft .NET Framework向けにポートしたClojure環境です。

あまり広報活動をしておらず、その動向があまり知られていないClojure環境でもあります。
2007年のClojure登場から遅れること1年、2008年秋から開発をはじめ、現在一段落ついたこともあり、今年10月のClojureの祭典Clojure/Conj 直前に公式ブログを開設してアンケートをおこなった結果をもとに、知名度向上やを開発コミュニティーの結成を目指しています。

一緒に個人のブログ(Rational Approximation)も始めていて、初回の記事はClojureCLRの創世記となっています。

この記事では、概観のみ説明でお茶を濁したいと思います。(時間がなかった。。。)

入門記事については、C#/.NET開発者のRob Rowe(@rippinrob)さんによるClojureCLRの連載がタイミングよく My Clojure Adventureで始まっていますのでこちらをよろしくお願いします。

リソース


現在の状況

githubのコミットヒストリータグを眺めると、Clojureの開発リポジトリを追う形で修正を行なっており、一ヶ月以内には反映するようなペースでJVM版の差分を取り込む形で開発が進んでいます。

現在のJVM本家と同じくリリース版は1.3.0、開発版は1.4.0のalpha2版が最新となっております。

ソースからは.net Framework 3.5と4.0向けのDebug/Releseビルドが可能です。
バイナリは現在リリース版の1.3.0までで、Debugビルドのみ用意されてますが、自前でビルドして試してみたところReleaseビルドとパフォーマンスの差はあまり無いようです。

Monoとの互換性

開発者が少ないこともあり、Monoの互換性まで手が回らない状況で実装を行なっているため、REPLのコンソール操作とコンパイラがまともに動作しない状況ですが、cljファイルやコンパイルして出来たexeとdllの実行などは行うことができます。

また、利用者アンケートの結果では開発者にも(マインド)ユーザーにも優先度が低いと判断されていますので、Monoで使いたいユーザーはパッチを作るのを前提としたほうが(誰かが)幸せになれます。
※アンケートの回答した中では実質ユーザは2人でした。。。

ちなみに、Boo、IronPython、F#、Phalanger(PHPコンパイラ)などは、Monoとの互換性も考慮して開発されています。

REPLの起動速度

REPLの起動は同じCPUでJVMを使った場合の2倍程度かかります。
但し、.NET Framework環境ではAOT(ngen)でネイティブバイナリ化が可能ですので、その場合にはJVM環境の1/2程度の時間で起動します。Mono環境でも同じ程度の時間で実行できました。

Windows 64bitではngenコマンドが、

%SystemRoot%\Microsoft.NET\Framework\<バージョン (v3.5, v4.0.30319)>\ngen.exe
%SystemRoot%\Microsoft.NET\Framework64\<バージョン (v3.5, v4.0.30319)>\ngen.exe

と用意されており、「Framework64」のngen.exeを実行する必要性があるので注意しましょう。 

REPLの起動については、「Clojure.dll」と「clojure.core.clj.dll」のみネイティブバイナリにしても起動が高速になります。
Mono環境では、「mono-sgen --aot」など、GCに世代別GCを使いAOTを行った場合に高速に起動出来ました。

バックエンドにLLVMを使うための「--llvm」オプションを使った場合は、REPLの起動が遅くなっていましたので、いまのところ相性は良くないようです。


ちなみに、AOT実行で起動やスクリプトの読み込みまで早くなりますが、JITより記述したプログラム部分の実行が早くなる訳ではありません。

まとめ

JVMに比べて、JITの実行速度最適化が進んだ実装がない共通言語基盤(CLI)ではありますが、 無償のAOT環境が用意されている点などREPL向けの環境でもありますので、 C#やVSの環境が苦手としている分野(知らないけど)でClojureCLRにも陽の目を浴びるチャンスがあるかもしれません。

leinningenなどのビルドツールなどが用意されていないなど、まだ実用的な環境を用意するには不備も多いですが、 頭の片隅にでもClojureCLRというものがあるということ、覚えていただければ幸いです。

以上、駄文にお付き合い下さいありがとうございました。

2010年6月28日月曜日

旧compojure.orgのサイトミラー

旧compojure.org? (compojure-0.2.0程度)の ミラーサイト を試験的に用意しました。
(ソース)

gh-pagesについても(6/28現在)エラーが出ているので、用意してみました。
(ソース)(7月上旬には復帰)

2010年2月23日火曜日

Clojore 1.1とAOT

Excelsior JETを使って、(Sun Hotspot JVMと比較した)Clojureの起動速度を測定してみました。
IBM JVM J9の場合も追記しましたが、こちらはおもに処理速度を向上したい場合に向いているようです。
どちらも、バイナリは、OSXはなく、LinuxとWindowsの32/64bitがあるようです。

Excelsior JET
ベータ版は、最新のベータが存在するときだけ、配布しています。
体験版の有効期限は3か月です。
購入した場合、Windows版で1200.00ドル~ Linux版で、1900.00ドル~です。
日本の正規販売店もあります。

2010年2月時点の最新版は7.0で、ベータ版はありませんでした。
対応するjdk 1.6.0 update 16の場合は、プロファイルが存在するため作成作業が省略できます。

jc clojure.jarを実行すると clojureという実行ファイルができます。
この場合、java -jar clojure.jar に対応します。

IBM J9 JVM
Linuxの場合は、こちらのLinux-Downloadから取得しました。Windows版へは、リンク切れになってます。
Windowsで利用したい場合には、WebSphere Application Server Community Editionにも、少し古いバージョンが含まれていますので、こちらが利用できるようです。

AOTを有効にするには、-Xshareclassesをつけて実行します。
詳細は、こちらの記事や、ユーザーガイド中のSDK およびランタイム・ガイド「JVM 間でのクラス・データの共用」を確認してください。

CentOS5.4にRPMインストールしたところ、libstdc++.5.soが足りないと言われ、
確認したところ、libstdc++.6.so (4.1.2-46)のみあったため、
yum install compat-libstdc++-33.x86_64 compat-libstdc++-33.i386
で、互換ライブラリ(3.2.3-61)をインストールしました。

実行結果は、37%程度のスピードアップが確認できましたが、もともと起動速度がSun Hotspot JVMより遅いため、そちらを越えられませんでした。
ちなみに、安定後のループなどの処理速度はSun JVMより高速なようです。

実行結果
ちなみに、vmware上の CentOS5.4 x86_64 AthlonXP64 2GHz 1coreで、下記のような起動速度になりました。

Excelsior JETでAOT
$ jc clojre.jar
$ time ./clojure -i comment.clj
real 0m0.439s
user 0m0.080s
sys 0m0.142s

通常の起動
$ time java -cp clojure.jar clojure.main -i comment.clj
real 0m1.887s
user 0m1.289s
sys 0m0.170s

通常の起動(JAR)
$ time java -jar clojure.jar -i comment.clj
real 0m1.830s
user 0m1.294s
sys 0m0.157s

インタプリタのみで起動(JITなしで、実行は何倍も遅い)
$ time java -Xint -cp clojure.jar clojure.main -i comment.clj
real 0m1.628s
user 0m1.125s
sys 0m0.171s

J9 JVM AOT
$ time /opt/ibm/java-x86_64-60/jre/bin/java -cp clojure.jar clojure.main -i comment.clj
real 0m3.321s
user 0m1.651s
sys 0m0.242s
$ time /opt/ibm/java-x86_64-60/jre/bin/java -Xint -cp clojure.jar clojure.main -i comment.clj
real 0m2.741s
user 0m1.285s
sys 0m0.173s

$ time /opt/ibm/java-x86_64-60/jre/bin/java -Xshareclasses -cp clojure.jar clojure.main -i comment.clj
real 0m2.424s
user 0m0.991s
sys 0m0.165s

$ time /opt/ibm/java-x86_64-60/jre/bin/java -Xint -Xshareclasses -cp clojure.jar clojure.main -i comment.clj
real 0m2.149s
user 0m0.835s
sys 0m0.109s

ソフトウエアのバージョン
$ cat /etc/redhat-release
CentOS release 5.4 (Final)

$ java -version
java version "1.6.0_16"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_16-b01)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 14.2-b01, mixed mode)

$ java -jar clojure.jar -e '(println *clojure-version*)'
{:major 1, :minor 1, :incremental 0, :qualifier }

$ jc|head -n 2
Excelsior JET v7.0 Evaluation Version (c) Excelsior 1997,2009
Active Java SE Version 1.6.0_16 (profile 16)

$/opt/ibm/java-x86_64-60/bin/java -version
java version "1.6.0"
Java(TM) SE Runtime Environment (build pxa6460sr7-20091215_02(SR7))
IBM J9 VM (build 2.4, JRE 1.6.0 IBM J9 2.4 Linux amd64-64 jvmxa6460sr7-20091214_49398 (JIT enabled, AOT enabled)
でした。

2010年2月14日日曜日

Clojure-CLR 1.1.0をVisual C# 2008 Express Edition SP1でビルドするのに用意したものをメモ

GitHubにClojure 1.1.0のCLR実装(ClojureCLR 1.1.0)が用意されているので、インストール手順を見ながらVisual C# 2008 Express Edition SP1で、ビルドしてみた。

準備
まずは、開発環境から、アセンブリとソースのディレクトリ構成まで整える。
開発環境
DL Visual C# 2008 Express Edition with SP1 もしくは、Visual Studio 2008 SP1
SP1について
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/downloads/sp/vs2008/sp1/
必要なアセンブリ(インストールするもの)
DL Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 (Full packege版)
DL NUnit 2.5.2
必要なアセンブリ(配置するもの)
DL Rhino Mocks 3.5 - For .Net 3.5 (with Castle assemblies)
ビルドに必要なソースファイル
DL Clojure-CLR 1.1.0
DL Microsoft Dynamic Language Runtime Change Set 38141あたり

フォルダ構成
dev\
- richhickey-clojure-clr-ee572b9\ (名前を変えてもOK)
- DLR_Main\
- RhinoMocks\

・devフォルダにDynamic Language Runtimeと、Clojure-CLRをフォルダごと配置
・devフォルダにRhinoMocksフォルダを作成して、ファイルをコピー

プロジェクトのビルド
・richhickey-clojure-clr-ee572b9\ClojureフォルダのClojureCLR.slnというソリューションファイルをVisual Studioもしくは、Visual C#で開く。
・Runtimeが構成できないというポップアップウインドウを無視する。
・そのまま、ビルドからソリューションのビルドを実行する。
・ビルドが終わると、richhickey-clojure-clr-ee572b9\Clojure\Clojure.Main\bin\Debugフォルダ内に、コンパイラ(Clojure.Compile.exe)とREPL(Clojure.Main.exe)ほか関連ファイルが用意される。

ClojureCLRを実行する
Clojure.Main.exeを実行すれば、java -cp clojure.jar clojure.mainと同じようにREPL(対話型評価環境)が起動する。
・CLR環境では、CLASSPATHのかわりに環境変数clojure.load.pathが用意されている。
設定したパス内の*.clj.dllと*.cljをさがす。
参考:Running ClojureCLR

そのほか
・Simple.Console.exeの使い方→Running ClojureCLR
・CLR,C#の呼び出し→CLR Interop, Completing CLR interop
・CLRに合わせたclojure.coreの変更→Translating core.clj
・未実装の機能やclojure.contribについて→ToDo
やはりJava呼び出ししているところの書き換えが必要なようです。
Wikiは、進行状況に合わせて変更されている。
ビルドテストは、
(require '(clojure [test-clojure :as main]))
(main/run)
Testing clojure.test-clojure.data-structuresで、2エラーありました。
・Clojure.Source.dllやClojure.Tests.dllはなんだ?